「ニーチェアXで首が痛くなる」という声を聞いて、購入をためらっていませんか?あるいはすでに購入して、首の痛みに悩んでいるでしょうか。
結論から言えば、首が痛くなるのはニーチェアXの欠陥ではなく、ほとんどの場合は「座り方」と「視線の向け方」に原因があります。そして、適切な対策をすれば十分に解消できます。
私自身、ニーチェアXを購入してから数年が経ちますが、今では自宅で一番長く座っている椅子になっています。この記事では、首が痛くなる原因とその具体的な対策、そして首の痛みがあってもなおニーチェアXをおすすめする理由をまとめて解説します。
このページの内容
ニーチェアXで首が痛くなる、主な原因は3つ
ニーチェアXに座って首が痛くなるのは、主に以下の3つの原因が絡み合っています。
原因① テレビやスマホを見るときに首を傾ける姿勢になっている
ニーチェアXは深く腰掛けて背もたれに体を預ける設計です。この状態でテレビやスマホを見ようとすると、視線が自然と斜め下や横方向になり、首を傾けたり、前に突き出したりした状態が長時間続きます。
人間の頭の重さは約4〜6kg、ボーリングのボールほどあります。首をわずか15度前に傾けるだけで、首にかかる負担は約12kgに増加するとも言われています。この状態が長く続けば、首が痛くなるのは当然です。
実は私が最初にニーチェアXを購入した理由も、ソファを壁沿いに置いてテレビに対して垂直の向きで座っていたことで首が痛くなっていたからです。問題はニーチェアXではなく、「画面に対して首を傾けて座っている」ことでした。
原因② ヘッドレスト(頭を預けられる場所)がない
ニーチェアXの背もたれはコンパクトにまとまったデザインです。そのため、頭を完全に預けられる高さのヘッドレストがありません。ゆったり座ってリラックスしようとすると、どうしても頭の重さを首の筋肉で支え続けることになります。
長時間このまま座っていると、首・肩まわりの筋肉が疲労して痛みやこりとして現れてきます。
原因③ 深く座りすぎて頭が宙に浮く状態になる
ニーチェアXの座面は傾斜があり、深く腰掛けるほど腰が安定する一方で、背もたれに体を預けた状態では頭が少し後方に浮いてしまいます。この状態で首の力を完全に抜こうとすると首が後屈し、逆に頭を前に支えようとすると首の筋肉に負担がかかります。
首の痛みを解消する3つの対策
対策① 画面の位置を首が傾かないよう調整する
ニーチェアXで首が痛くなる最大の原因が「画面の向きと座る向きのズレ」です。まず試してほしいのは、椅子の向きを画面に正対させること。テレビやモニターがある方向にニーチェアXを向けて座るだけで、首への負担が大幅に改善します。
スマホを使う場合は、ひじを曲げて画面を胸の高さに持ち上げる意識を持つと首への傾きが減ります。
対策② ネックピローやクッションで首を支える
ヘッドレストのないニーチェアXには、ネックピロー(首枕)をプラスするのが最も効果的な対策です。背もたれの上端に引っ掛けるタイプや、背中に挟み込んで首の後ろに当てるタイプが使いやすいです。
硬すぎず柔らかすぎない、適度な反発力のあるメモリーフォーム素材のネックピローがおすすめです。首のカーブに沿って自然な位置に頭を支えてくれるため、首の筋肉への負担が格段に減ります。
対策③ 長時間座り続けない。1時間に1回は首を動かす
これはニーチェアXに限らず、どんな椅子でも同じです。1時間に1回程度、首をゆっくり左右に回したり、前後に倒したりするだけで血流が改善します。座ったままできる簡単なストレッチで、筋肉の疲労がリセットされます。
ニーチェアXの組み立てについて
購入後の組み立ては非常にシンプルです。パーツは「脚部分(アームレスト付き)」「シートフレーム2本」「シート生地」の合計4点。

手順は2ステップで完了します。
- シート生地にフレーム2本を通す
- 脚部分のアームレストにボルトで固定する
注意点は、ボルトを固定する際に真っ直ぐ均等に差し込まないと入りにくくなること。バランスを確認しながらゆっくり差し込むと作業がしやすいです。フレームにシート生地を通す作業自体は難しくありません。生地のカーブ部分には切り込みが入っており、フレームのRに合わせてすんなり通せます。

それでもニーチェアXをおすすめする理由
首の痛みという課題があるにもかかわらず、なぜ私はニーチェアXをおすすめするのでしょうか。実際に数年使い続けてきた上での正直な気持ちを書きます。
① 座り心地は本当に別格
深く腰掛けられる傾斜のある座面と、生地の張り感による適度な反発。背もたれに体を預けたときの「体がスッと沈み込んで、でもちゃんと支えられている」感覚は、同価格帯の椅子では得られません。長時間座ってもお尻の疲れが少なく、腰への負担も軽いです。
② あぐらをかいてくつろげる広い座面
あぐらをかいて座っても、アームレストが邪魔にならない程度の座面の広さがあります。読書やゲームなど、リビングでのくつろぎ時間に最高の相棒です。
③ 木製アームレストによる高級感と軽さの共存

アウトドアっぽい見た目を心配していましたが、木製のアームレストが太くしっかりしており、いかにもなアウトドア感はありません。むしろリビングのインテリアに自然と溶け込みます。しかも重量は非常に軽く、部屋の中での移動もストレスがありません。
④ 日本製・新居猛デザインの長年の実績
ニーチェアXは日本を代表するデザイナー・新居猛氏のデザイン。1970年代から愛されてきた、筋金入りのロングセラーです。丁寧なつくりと品質の高さは、使えばすぐに分かります。
ロッキングタイプとの違い・選び方
ニーチェアXにはスタンダードタイプとロッキングタイプがあります。私はスタンダードタイプを選びましたが、その理由は次の通りです。
- 子どもが座ることも想定すると、ロッキング中に脚で自分の足を踏んでけがをするリスクが気になった
- ラグの上では思ったほど揺れないという口コミがあった
- ロッキングタイプはスタンダードタイプより座面が若干高くなる
ゆっくり揺れながらリラックスしたい方や、フローリングで使う方にはロッキングタイプが人気です。首への負担を考えると、ロッキングタイプの方が自然に背もたれに体を預けやすく、後述のネックピローとも相性が良いという声もあります。
「オットマン」を一緒に使うとさらに快適
ニーチェアXに座って脚を伸ばすと、かかとに体重が集中して不快に感じることがあります。この問題を解消するのが専用オットマンです。
オットマンで脚を持ち上げることで、体全体が椅子に沈み込む感覚が増し、首への負担も間接的に軽減されます。ニーチェアXと同じ素材・カラーのオットマンを合わせれば、見た目のまとまりも抜群です。
まとめ:首の痛みは対策で解消できる。ニーチェアXは間違いない選択
ニーチェアXで首が痛くなる原因と対策を振り返ります。
- ✅ 首が痛くなる原因は「椅子の欠陥」ではなく「画面への視線角度」と「ヘッドレストがないこと」
- ✅ 対策は「画面の向きを合わせる」「ネックピローを使う」「こまめに首を動かす」の3つ
- ✅ それでもニーチェアXは座り心地・デザイン・品質において同価格帯で最高の選択肢のひとつ
首の痛みはほとんどの場合、使い方の改善とネックピローで解消できます。「首が痛いからやめた方がいい」ではなく、「対策をして使いこなす」椅子がニーチェアXです。
購入を迷っているなら、後悔する可能性は低いと断言できます。ぜひ前向きに検討してみてください。
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