来年の春に小学生になる娘のランドセルを検討中です。
探しているおおまかな条件は次の通り。
- 軽いこと（本革へのこだわり無し）
- 6年間使えるデザイン
- 防犯ブザーフックがベルトに付いていること
インターネットでいくつか見ていた中で娘の反応が最も良かったのが、ノムラの白いランドセルでした。
株式会社ノムラは大阪市城東区にある、1970年創業の鞄・ランドセルの老舗メーカー。
スタンダードな形のランドセルに加え、横型や半かぶせなど、こだわりのデザインも展開されています。
実物を見たかったので連絡を取り、見学の予約を入れて行ってきました。
予約をしてお店を訪問
お店から徒歩数分のところにコインパーキングがあるので、そちらに車を停めて訪問。
看板にも白いランドセルが掲載されているので、このメーカーのアイコン的存在のひとつなんですね。
奥行きのある建物の中は、入ってすぐのところが商品の展示スペース。
奥が事務所という作りです。
両側の壁一面に、ランドセルがびっしりと並べられています。
白いランドセルの実物を拝見
今回実物を見たかったお目当ての白いランドセルがこれです。
「白いランドセル」と表現していますが、正確にはベージュで、フチにキャメル色のパイピングがほどこされてツートンカラーとなっているデザインのものです。
背負った感じ
さっそく実物を娘に背負わせてもらいました。
素材はクラリーノで、重さは約１,１５０ｇ前後。
まず気付いたのは、ランドセルと背中にあまり隙間が生まれなかった点。
お店の人に理由を尋ねると、「背カン」と呼ばれる金具がベルトを垂直に立ち上げてくれるため、また、ベルト自体が立体的になっているためフィットするのだと教えてもらいました。
確かに、ベルトの上部がクイッと立ち上がっており、ベルトの形もまっすぐなパターンではなくカーブを描いて立体的になっています。
背中とランドセルの間に隙間が大きいと、体に変に負荷がかかり疲れやすいそうなので、ここはポイント高いですね。
なお、一般的な小学生の5時間授業で必要な教科書の重さは約2kgだそう。
その重さを実感するためのサンプル（タウンページみたいなサイズ感のもの）も置かれていたので、ランドセルに入れて娘に背負わせると少し顔が曇っていました。笑
そりゃ空っぽのランドセルだと軽いですが、現実にはそんな状況で使うことは無いですもんね。
このようなサンプルが置かれているのも参考になりました。
収納力について
カバーを開けるとファスナー付きの小物ポケットと、大きめの胴前ポケット（中マチ）が。
胴前ポケット（中マチ）はベルトを調整することで、ノート程度なら10冊ほどは余裕で入りそうです。
メインの収納はA4フラットファイルが曲がらずに入れられます。
チェック柄もベージュ×キャメルカラーにマッチしていて可愛い！
カスタムパーツ
そして、両側の側面とかぶせの下部には、このようなカスタムパーツを取り付けられるようになっています。
実際の商品では大人の力でやっと外せるほどの固めのスナップボタンで留める仕組みになっているようですが、展示品は色々と見比べたい方のために取り外しが簡単に出来るよう、ランドセル側も、そしてこのカスタムパーツ側もマグネットになっていました。
そして、このカスタムパーツの種類の多いこと！
どうしても小学生の低学年のお子さんなら可愛いものを選びがちですが、歳が上がるにつれて好みも変わってくるため、高学年になると取り外されるお子さんが多いようです。
そういう意味でも、着脱可能になっているのはありがたいですね。
気になるのはその「汚れ」
本当に可愛いこの「白いランドセル」。
でも気になるのはやっぱりその汚れですよね。
そんな心配を解消してくれるサンプルがしっかりと展示されていました。
実際に6年間使用されたランドセルが展示されているんです。
横型なのとツートンカラーではないという点が今回見ているランドセルとは違いますが、メインの素材は同じ「クラリーノ」が採用されているもの。
もちろん使い方にもより汚れ方が異なってくるのは大前提ですが、普通に使用してこの程度なのであれば、その汚れの少なさに驚かされます。
写真では陰影で少し汚れて見えるかもしれませんが、実物は本当にキレイでびっくりしたほどです。
リーズナブルな価格に驚く
そして、また驚かされるのがそのお値段。
このノムラのランドセルを見る前にもいくつか展示会に足を運びましたが、どのメーカーも軒並みその値段は6万円～8万円台。高いものでは当然のように10万円を超えていました。
そんな中にあって、このデザインでこのランドセルは何と4万円台！
メーカーさん大丈夫ですか？と思うほどです。
納期について
一部のメーカーでは、早ければゴールデンウィークに完売となったりするようです。
これは生産体制の違いによるもののようで、早めに注文をまとめてしまって工場に一括で発注するパターンと、昨年の販売個数などから今年の必要数を予測して生産しておくというパターンがあるみたいです。
ノムラさんは後者のようで、モデルによってはお盆くらいまでは購入可能だそう。
ただ、やっぱり人気の物は完売となったりするようなので、早めの注文が吉ですね。
通常注文の場合は今ある在庫からすぐに出荷してもらえますが、予約注文の形だと、数か月先の納期のようです。
何より娘自身がこのデザインを気に入ったようなので、めでたくこれに決定となり、我が家の一人目のラン活が終了しました。
このランドセル、このデザインは男女問わず使えると思うので男の子にもおすすめです。
実は展示されていた「白いランドセル」では、この写真の棚にある横型や半かぶせのタイプも非常に可愛かったです。
が、必要以上に娘を迷わせないためにも、これらの試着はやめておきました。笑
でもこれも本当に可愛い。
白いランドセルのラインナップ
