マンションのフルリノベーションとは、住戸内をすべて解体・撤去することで、一から間取りを作り直す工事のことを言います。
間取りを一旦リセットしますので、部屋のレイアウトや壁紙、床材、扉、ドアノブ、キッチン、浴室、洗面台などなど、あらゆる要素を一から考えないといけません。
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結論:マンションのフルリノベーションに掛かる工事期間は2か月
マンションのフルリノベーションの工事期間は約2か月です。
その前に打ち合わせを重ね間取り等を決定していきますが、この打ち合わせ期間で約半年を見ておきましょう。
なお、工事期間中は住むことができないため、引っ越しが必要になります。
引っ越し前の荷物のまとめ、戻ってきた際の荷物の開封までをフルリノベーションの工事期間と考えると、前後で合わせて1か月ほどプラスして、合計3か月ほど見ておく必要があります。
マンションのフルリノベーション期間中に合わせて考慮しないといけないこと
マンションのフルリノベーション工事中の引っ越しに伴い、考慮しないといけない点は次の通り。
- 短期間での契約が可能な賃貸マンションの選定
- 上記賃貸マンションに入りきならない荷物は、トランクルームを別で契約(こちらも短期契約が可能かどうか確認)
- 引っ越し業者の選定
- 車の所有者で、上記賃貸マンションが現住所から離れている場合は、近くに駐車場を借りる必要あり
短期間での契約が可能な賃貸マンションの選定
週単位で借りられるウィークリーマンション、月単位で借りられるマンスリーマンションなど、短期契約が可能な賃貸物件を早めに探しておきましょう。
いざ工事が始まるタイミングで引っ越しが出来ていないと工期の遅れにつながってしまいます。
例えば、実際に必要な数週間前、1か月前などであったとしても、良い条件の物件があれば早めに借りておきましょう。実際のタイミングまで待った時に物件が無くなってしまっている状況が一番痛いです。
賃貸マンションに入りきならない荷物は、トランクルームを別で契約
あくまで一時的な仮住まいとなる賃貸マンション。
今住んでいる家にあるものをすべて持って行こうと思うと、賃貸物件を探す際に障壁になる可能性も。
広い間取り、駅近物件などの条件は、一時的な仮住まいと割り切り少々の不便は我慢する考え方を持っていた方が余計なコストも抑えられます。
なので、仮住まいの期間は生活に必要な最低限のものだけを持って行き、不要な大型の家具や用品はトランクルームに預けるという選択肢も持っておきましょう。
こちらも短期契約が理想ですが、場合によっては前後の期間少し長めに借りる必要も出てくるかもしれません。
引っ越し業者の選定
生活する賃貸マンション、必要であれば物を預けておくトランクルーム、双方が決まれば引っ越し業者の選定です。
引っ越し料金の定価はあって無いようなもの。
最低3社ほどから見積もりをもらい、最も良い条件の会社を選びましょう。
賃貸マンションとトランクルームの立地が離れている場合には、どちらにも荷物を運んでもらう必要があることも考慮しておかないといけません。
車の所有者は短期契約可能な駐車場探しも
日ごろから車を利用しており、仮住まいとなる賃貸マンションまでの距離が今の自宅と離れている場合、車も一緒に引っ越しをしないといけません。
そこで出てくるのが駐車場問題。
賃貸マンションの近くでたまたま空きのある駐車場を借りられればラッキーです。
ただし、最低の契約期間も定められているところがほとんどです。
半年や1年というのは普通ですが、企業が運営しているような駐車場ではなく、地元の地主さんが駐車場を経営されている場合には、交渉によっては極短期間での利用も可能な場合があります。
賃貸マンションが見つかれば、その近所を散歩してみて駐車場の目星を付けておきましょう。
まとめ
このように、マンションのフルリノベーション期間中は引っ越しが伴い、それに合わせて色々と段取りを付けないといけない要素がたくさん出てきます。
間取りや家の内装の事を考えながらも、上記のような課題が後々発生するということを頭に入れておきましょう。
今回私たちのマンションのフルリノベーション期間は2か月でしたが、もちろん業者さんや内容により期間は前後します。
自分たちでは右も左も分からないという方だと、まずは間取りの提案を無料でもらえるサービスなどを利用するのも手です。