ここ数年、生姜の持つそのパワーの魅力に惹かれ、積極的に摂るようになりました。
あまり子供の頃に食べていた記憶はありませんが、大人になってから味覚も変わり、こういった食材の魅力に気付かされることが増えています。
生姜を積極的に摂るようになったとはいえ、これまでスーパーで購入する際には生産地が国内かどうかを見る程度で、特に品種などにこだわっている訳ではありませんでした。
今回、改めて生姜について調べてみると、高知県が生姜の有名な生産地であるということが分かりました。
そして調べを進めてみると、高知県で生産されている生姜の品種のうち、3品種を少量ずつ詰め合わせた「お試しセット」なる商品を販売している生姜農家さんを見つけたので、文字通り試しに購入してみることに。
先日届いたので、実際に食べ比べをしてみました。
自分なりに感じたことをまとめておきますので、生姜の品種や味の特徴を知りたい方に、少しでも参考になれば幸いです。
このページの内容
「高知県産しょうが お試しセット」丁寧な梱包で到着
品種ごとにビニール袋に分けられており、袋の外側にはそれぞれの品種の説明がシールで貼られていました。
購入したお試しセットに入っていたのは下記の3品種です。
- 黄金の里生姜
- 大生姜
- 三州生姜
それぞれの品種の説明をしていきます。
黄金の里生姜(こがねのさとしょうが)
品種の説明としては、ラベルに次のように書かれています。
「黄金の里」は従来の生姜に比べ褪色しにくく、色鮮やかな黄金色がお料理を彩ります。
お試しセット内の「黄金の里生姜」のラベルより
また、生姜特有の辛味成分(ジンゲロール)や香り成分が従来の生姜より多く含まれています。
ゴロゴロっと3個入っていました。
販売元のホームページの紹介では300g入りとのこと。
三州生姜(さんしゅうしょうが)
ラベルの説明には次のように書かれています。
別名「黄生姜」ともよばれています。
お試しセット内の「三州生姜」のラベルより
大生姜より辛み成分であるジンゲロール類が一般の生姜より多く含まれている為絡みが強く、少ない量で薬味の効果があります。
やや小ぶりで、こちらは100gとのこと。
大生姜(おおしょうが)
ラベルの説明には次のように書かれています。
高知県在来種として、創業以来取り扱いを行なっている生姜が「大生姜」です。
お試しセット内の「大生姜」のラベルより
ひとつの根塊が大きく、皮を剥いでも使いやすい事が特徴です。
香りや辛味がマイルドなので、辛味が苦手な方にはオススメです。
こちらも100g入り。
いざ3種を食べ比べ
3種ともに皮ごとすりおろして準備しました。
残りのかけらは保存用に少し濡らしたキッチンペーパーで包んでおきます。
食べ比べなので、味がダイレクトに分かった方が良いだろうということで、そうめんで食べ比べ。
それぞれの品種別に感じた事は下記の通り。
大生姜(おおしょうが)の感想
香りは華やか。ただ、辛みが控えめで、物足りない感じを受けた。
ラベルの説明通り、辛みが苦手な方はこの品種。
黄金の里生姜(こがねのさとしょうが)の感想
辛さも香りもなかなかのパンチ力。
香りについては、ジンジャーエールで体験したことのあるような香りを感じました。
辛みが口に残るため、続けて食べると辛みが増してくる。
「生姜特有のあの味が好き!」という方にオススメ。
三州生姜(さんしゅうしょうが)の感想
3種のうち、もっとも辛みを感じたのがこの三州生姜。
「大生姜」の後に食べると、口に入れた瞬間は辛みを感じないが、あとから遅れて強い辛みが。
香りも少しクセがあるため、この3種の中では上級者向きに感じます。
まとめ
生姜の辛み、香りともに好きな私としては、この3種の中では「黄金の里生姜」が最も好みでした。
ただし、今回は「そうめん」での食べ比べのみだったので、調理方法によってもそれぞれの特徴が変わってくるかもしれません。
これまで何となく選んでいた生姜ですが、今後は品種を見て購入するというように、より自分好みのものが購入できるようになり嬉しいです。
食べ比べ、それぞれの特徴が分かって面白いですね。
最近生姜が好きになり始めたという方、こういうお試しセットで自分の好みを探してみるものオススメですよ!