白のモールディングの巾木を活かす壁紙選び
今回のリノベーションのデザインで、一番のポイントとなる要素の一つが巾木に入る「モールディング」。
巾木は白色で検討しているため、壁紙は薄いグレーにすることでその存在感が出るようになるとのこと。
自宅で壁紙のカタログを見ながら検討していましたが、数センチ四方の色見本を見ながら、それが実際に部屋の壁紙に採用された際のイメージをするのが大変難しいんですね。
私たち夫婦がグレーとして選択した壁紙は、結果的に「濃すぎる」カラーを選んでいたようで、建築士さんからは「この程度でじゅうぶん」とアドバイスをもらいましたが、そのカラーは本当に薄いグレーで、その壁紙の見本を見るだけでは、ほぼ白としか思えないようなカラーでした。
ベースの壁紙は上記のグレーに決定とし、廊下に面したクローゼットの中、寝室、トイレについては扉で仕切られた空間のため、少し印象の違うものを選んで遊んでみたいと考えていました。
廊下に面したクローゼットは引き戸になっており、ここは思い切って柄を入れても良いのではと考えていた私たちが最初に検討したのが、ウィリアムモリスの壁紙でした。
大柄でインパクト大、オシャレなビジュアルのウィリアムモリスの壁紙
ウィリアムモリスの壁紙で気に入った柄があったものの、建築士さんにはやんわり反対されました。
その理由が、輸入壁紙は紙製のため施工が難しい点、また使おうとしている個所がクローゼットということで、基本的にはハンガーで服がたくさん吊り下げられている状態となるため、せっかくの壁紙がほとんど見えない、というのが主な内容でした。
施工が難しいという点に関しては、プロなんだからどうにかして欲しいなぁと思ったものの、後者の「服で壁紙がほぼ見えない」という点には納得ができたため、クローゼットの中の壁紙は結局単色カラーのものを採用することにしました。
寝室については、床から天井までの高さのうち、半分で色を切り替えてはどうかと考えていました。が、これも建築士さんからは、その作業面からおススメされず。。
譲れない要素ではなかったため、建築士さんのアドバイスを採用する形になりましたが、どうも「特殊なことはやりたがらない」、「無難なものを採用する」という傾向にあるようで、これは後々にインターネットで調べてみても、こういった業者さんは多いようでした。
最終的に寝室は、壁の4面のうち3面はベースのグレーにし、1面だけ異なるカラー「ピンクベージュ」の壁紙を採用することで落ち着きました。
トイレの壁紙について
トイレについては、もともとグレー系のカラーで統一したいと考えていたので、ベースのグレーの壁紙よりもワントーン濃いグレーを採用することに。
各壁紙については、まずカタログで気になるものを選んだのちに、大きめのサンプルを取り寄せてもらいます。
とはいえ、そのサンプルでもA5サイズ程度のため、実際その壁紙が採用された部屋の様子をイメージするのは至難の業。
最終的には結果で判断するしかありません。
次は、「実はもう1社、リノベーション会社を見に行った」という話です。