自身の実家の状況など、実生活にのしかかる問題として「親の介護」が挙げられます。
自宅で自分が面倒を見られるのであれば良いのですが、実際問題、仕事をしながらの両立は難しい面も多く、かといって配偶者にその役目を担ってもらうには精神的なダメージも多大になるため、現実的には家庭内全体が疲弊してしまうケースが多いようです。
そんな時には、いわゆる「老人ホーム」の利用も頭をよぎるのではないでしょうか。
とはいえ、漠然と費用面の不安がつきまとうもの。
そんな人のために、「老人ホーム」にはどのような種類があって、その施設ではどんなことをしてもらえるのか、またおおよその費用について調べたのでまとめてみました。
実際に各老人ホームから資料をまとめて請求できるサービスもありますので、最後に紹介しますね。
老人ホームの種類
老人ホームは高齢者が安心して生活できる場所として、様々な種類が存在します。それぞれの特徴と提供されるサービスについて見ていきましょう。
1. 介護付き住宅（サービス付き高齢者向け住宅）：
- 特徴： 独立性を重視しつつ、必要に応じて介護サービスを受けることができる住まい。
- サービス： 日常生活の支援、医療面でのサポート、食事の提供など。
- 費用： 月額費用は約20万円から40万円程度。
2. 特別養護老人ホーム：
- 特徴： 日常生活に支障をきたす高齢者が、医療的なケアを受けながら生活する施設。
- サービス： 24時間体制の看護サービス、リハビリテーション、入浴サポートなど。
- 費用： 月額費用は約40万円から80万円程度。
3. 有料老人ホーム：
- 特徴： サービスや設備が充実しており、快適な高齢者生活を提供する施設。
- サービス： 食事、清掃、レクリエーション、健康管理などが含まれる。
- 費用： 月額費用は約30万円から60万円程度。
4. デイサービス付き有料老人ホーム：
- 特徴： 日中の一時的な介護や生活支援が必要な方向けの施設。
- サービス： 日中の食事、リハビリ、各種イベントなど。
- 費用： 月額費用は約15万円から30万円程度。
5. グループホーム：
- 特徴： 小規模でアットホームな雰囲気の施設で、共同生活を行う。
- サービス： 介護や生活支援、地域との交流など。
- 費用： 月額費用は約20万円から40万円程度。
老人ホームの費用について
老人ホームの費用は、提供されるサービスや設備、地域によって異なります。以下は一般的な費用の目安です。
1. 入居時の初期費用：
- 入居金： 約100万円から300万円程度。一部施設では無料の場合もある。
- 月額利用料： 約10万円から30万円程度。
2. 特別養護老人ホームの費用：
- 入居時の初期費用： 約100万円から500万円程度。
- 月額利用料： 約30万円から80万円程度。
3. 有料老人ホームの費用：
- 入居時の初期費用： 約100万円から400万円程度。
- 月額利用料： 約30万円から60万円程度。
4. デイサービス付き有料老人ホームの費用：
- 入居時の初期費用： 約50万円から200万円程度。
- 月額利用料： 約15万円から30万円程度。
5. グループホームの費用：
- 入居時の初期費用： 約50万円から200万円程度。
- 月額利用料： 約20万円から40万円程度。
まとめ
老人ホームは高齢者が快適で安心して生活できる場所として、多岐にわたるサービスと料金体系が存在します。選択する際には自身や家族のニーズに合わせて種類や費用を比較し、検討することが大切です。また、地域や施設によって異なるため、見学や相談を重ねながら最適な老人ホームを見つけてください。老後の生活を安心して過ごすために、事前の情報収集と検討が不可欠です。
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まずは相談することからスタートですね。
