【カングーの内装カスタム】バックドアパネルを有孔ボードで自作

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先日投稿した、カングーのトノボードの自作に次いで「これはやろう!」と心に決めていたのが、このバックドアパネルの有孔ボード化。

その手順と、制作過程で気になった点をまとめました。

カングー純正のバックドアパネルの外し方

カングーのバックドアの内側には純正の樹脂製のパネルが取り付けられています。

このパネルの取り付けに使われているのが、こちらの「トリムクリップ」と呼ばれるパーツ。

カングー純正のトリムクリップ

大きいパネルの方に9個、小さいパネルの方にも9個、合計18個のトリムクリップで取り付けられています。

このトリムクリップを外すためには専用の工具が必要になります。
それがこちらの2種。
「内張り剥がし」と呼ばれる道具で、金属製のものと樹脂製のものが売られています。

カングーの純正のバックドアパネルを外すのに使用した内張り剥がし(樹脂製と金属製)

なるべく純正のパネルを傷つけずに作業を進めようと思うと、まず樹脂製の内張り剥がしをパネルとトリムクリップの隙間に差し込み、テコの原理でトリムクリップを少し浮かせたのちに、金属製の内張り剥がしをその隙間に差し込んで、同じくテコの原理で一気に抜いてしまう、というやり方が良いです。

カングーのバックドアパネルのトリムクリップを外す
amon エーモン 内張りはがし

実際に作業をしてみて経験したのが、純正のトリムクリップのヘッド部分は簡単に割れてしまうということ。
トリムクリップは新しく買い直して取り付けを行う前提なので、純正のトリムクリップは壊れても気にせず、とにかく計18本すべてをどうにかして抜ききること。
(ヘッドが割れてしまって内張り剥がしが使えなくなった場合はペンチ等で引っこ抜く。)

純正のトリムクリップはヒダが邪魔をしてとにかく外れにくいので、1本ずつ根気よく作業を行います。

取り外したバックドアの純正のパネルがこちら

カングーのバックドアの純正パネル

裏側にはルノーの品番を表すステッカーが貼られていました。
REF.:5820017251とREF.:5820017252。

カングーのバックドアの純正パネル

純正パネルを外したあとに断熱材を入れる

純正のパネルを外したあとのバックドアの内側には空洞がたくさんあります。

他の方がされていたのを参考に、自分も真似してこの隙間に断熱材を入れてみました。

使用した断熱材は旭ファイバーグラスのマットエースという商品。

カングーのバックドアのパネルを外したところ(左ドア)

向かって左の扉(大きい方の扉)の内側には電気系統のコードが通っている個所があり、何となく怖かったのでここには断熱材を入れるのをやめておきました。

カングーのバックドアのパネルを外したところ(右ドア)

小さい方の扉は特にややこしい作りではなかったので、隙間にすべて埋めました。

有孔ボードで作製したバックドアパネルを取り付け

取り外した純正のパネルを、あらかじめ購入しておいた有孔ボードのパネルに重ねて型を取り、ジグソーでカット。

作業の手順としては、ドリルでトリムクリップ用の穴を先に開けてから、ジグソーでカットしていくのがベター。

トリムクリップは純正のものを取り外すときに壊れてしまったので、すべて新調することに。

アマゾンで様々な種類のトリムクリップの詰め合わせが売っているので、一つ購入しておけばどれかは合うと思います。例えば下記の商品だと、この価格で金属製の内張り剥がしも付いているので大変お買い得です。

カングーのバックドアに有孔ボードで作製したパネルを取り付ける
カングーのバックドアに有孔ボードで作製したパネルを取り付ける

私が購入したトリムクリップのセットは残念ながらもうアマゾンで売られていませんが、この時セットの中に入っていた下記の2種類を使用しました。
ヘッドが小さいものが、ヘッドのサイズ15.7mm、長さ22.2mm、先端が10mmのもの。
ヘッドが大きいものが、ヘッドのサイズ2.5mm、長さ32.5mm、先端が7.8mmのもの。
購入されるセットの中にこれらのサイズがあるかどうかの目安にしてください。

なぜ2種類を使用しているかというと、純正のボードから型を取った際に、トリムクリップの穴のサイズが8mmと10mmがあったためです。
実際に作成してみて、トリムクリップのサイズなどを確認してみて分かったのは、トリムクリップの穴はすべて10mmでも良かったということ。

見栄え的にヘッドが小さいトリムクリップで全て揃えたいため、後日、8mmの穴にヤスリ掛けをして10mmに広げる予定です。

ひとまずは、取り付けまで終えられたので一安心です。

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