自宅での焼肉やたこ焼きをはじめ、キャンプの際にも活躍しているイワタニのカセットコンロ 達人スリム。
自宅で使用する際には何の問題も無いものの、キャンプに持って行くときには、「このオレンジのカラーがちょっとなぁ」と思うようになっていました。
そこで、自身で好みのカラー(今回はマットブラック)に塗装することにしました。
このページの内容
準備するもの
今回準備したのは下記の商品。
写真左から
- マスキングシート
- 水性カラースプレー(マットブラック)
- シリコンオフ
- プラサフ
- シール剥がし
- サンドペーパー(耐水)
また、このほかにも一般的なマスキングテープも使用しました。
それぞれの役割は次の通りです。
マスキングシート(マスカー)
ナイロンシートの一片がテープ状になっているもの。
コンロの内側にスプレーがかからないようにマスキングするために使用します。
水性カラースプレー(マットブラック)
とりあえず無難な黒です。
テカりが出るのがイヤだったので「つやなし」を選びました。
シリコンオフ
塗装前の対象面から油分を除去する「脱脂作業」に使用します。
プラサフ
塗装の下塗り剤。
サビ止め効果と、上に塗る塗料の密着性を高めるために使用します。
シール剥がし
本体に貼られたシールを剥がすために使用します。
シールを残したまま上から塗装をすると、シールの段差がくっきりと出てしまうので、剥がしておいた方がキレイに仕上がります。
サンドペーパー
塗料の密着性を高めるために、塗装面に若干のざらつきを作るのに使用します。
ガスボンベ部分のカバー(容器カバー)を外す
下記の水色の丸にあるネジを外すことで、ガスボンベ部分のカバー(容器カバー)を外すことが出来ます。
少なくともここのパーツは外して個別で塗装した方がきれいに仕上がるので、実施しましょう。
また、今回の塗装作業では、仕上がりの際に最も目立つ箇所であるこの容器カバーと、本体部分とを分けて作業を行います。
ステッカーを剥がして塗装面の足付け作業
ステッカー剥がしを使用し、容器カバーをはじめ、本体に貼られているステッカーをすべて剥がします。(シールはあらかじめドライヤーで温めると取りやすくなります。)
その後、サンドペーパー(耐水)の600番を容器カバー全体に掛けます。
水を入れたバケツを準備し、サンドペーパーを水で濡らしながら作業を行います。
これから塗装を行う表面を少し荒らしてやることで、塗装の密着性が上がります。
脱脂作業
シリコンオフという商品を使用して「脱脂作業」を行います。
このスプレーを全体に掛けてきれいな布で拭き取ることで、表面にあった油分を除去することが出来ます。
本体側は直接スプレーをしにくいので、布の方にスプレーをして、拭いていく形になります。
マスキング作業
容器カバーは全体に塗装をして問題ありませんが、本体側は塗料がかかるとマズイので、マスキングを行います。
本体側には様々な箇所に穴があり、あとの塗装作業でここから塗料が侵入しないように、マスキングテープであらかじめふさいでおきます。(ちなみに、本体側は対象面も広く多いため、足付け作業は実施していません。)
その後、内部全体を覆うようにマスキングシートでマスキングします。
プラサフ(下塗り)を塗装
サビ止め効果と、上に塗る塗料の密着性を高めるためにプラサフをまず塗装します。
通常、車の塗装に使用される商品ですが、鉄板への塗装なので同じだろうと思い使用しました。
一度の塗装で下地が見えなくなるほどスプレーすると塗料が垂れてしまいます。
1回塗装したら10分程度かけて乾かす → また塗装する
を繰り返し、数回塗り重ねて下地を隠していきます。
好みのカラーで塗装する
下塗りのプラサフが乾燥したら、続いてカラーの塗装を行います。
テカっとした仕上がりを避けたかったので、今回はつやけしのマットブラックの塗料を購入しました。
プラサフ同様、塗装と乾燥を繰り返し、複数回塗り重ねて仕上げます。
完成!
ひと晩乾燥させて出来上がり!
本体側のマスキングシート、マスキングテープを取り除き、容器カバーをネジ止めして完成です。
マットな仕上がりに満足。
これならキャンプの際にも周囲のアイテムとマッチしてくれそうです。
火力調整ツマミ周辺もこの通り。
裏側もこの通り。
改めてビフォーアフターで。
ビフォー ↓
アフター ↓
まるで別物ですね!
また気分が変われば再塗装を行いたいと思います。笑