下地探しを使用してマンションの壁にカーテンレールを取り付ける

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マンションのフルリノベーションの際に、おまかせで取り付けてもらったカーテンレールがずっと気に入っていませんでした。

このたび、イケアで程良いカーテンレールとカーテンが見つかったので、自分で取り付けてみたいと思います。

ビスを打つべき場所は決まっている

壁にビス打ちをして何かを設置したい場合、自分の感覚だけで場所を決めてしまうと、思わぬトラブルにつながります。

マンションの壁の内側は下図で示す通り、等間隔で間柱(まばしら)と呼ばれる木の柱が設置されており、それを石膏ボードで覆い、壁紙が貼られています。

出典:suumo

石膏ボード自体は意外ともろいため、ビスを打っても緩んできたり、抜けてしまったりするんです。

そのため、壁にビスを打つ場合は、石膏ボードの裏側に隠れている木の柱を狙って打たないといけません。

壁の裏に隠れた木の柱を探す方法

では、見えない壁の裏に隠れている木の柱なんて、どうやって探すのでしょうか。

実は「下地チェッカー」なるものが安価で市販されているため、自分で簡単にチェックが出来るんです。

私が使用したのが下記の2アイテム。

シンワ測定株式会社から発売されている「下地センサー Home」(写真右)と「下地探し どこ太 Basic 35mmマグネット付き」(写真左)です。

「下地センサー Home」と「下地探し どこ太 Basic 35mmマグネット付き」

簡単に言うと「下地センサー Home」の方は壁裏の様子をセンサーで計測し、柱の位置を音と光で知らせてくれるもの。
「下地探し どこ太」の方は硬くて細い針を壁に突き刺して、物理的に壁の奥にある柱の有無を調べるというものです。

基本的には、どちらか一方があれば柱の位置は分かりますが、それぞれの商品で一長一短があることが分かります。

「下地センサー Home」は商品名の通りセンサーで調べるため、壁へのダメージはありませんが、時に動きが怪しい時があり、ミリ単位での計測は苦手な印象です。

一方で「下地探し どこ太」の方は針を刺して物理的に調べるため、壁に小さな穴が空いてしまいますが、針の刺さり具合で確実に柱の有無を判断することができます。

そのため、「下地センサー Home」で大まかな位置を測り、その範囲の中で実際にビスを打とうとする場所に対して「下地探し どこ太」で確実な場所を確定する、という二段構えが良いかと思います。

それぞれの使い方を見てみましょう。

下地センサー Home

付属の電池をセットして使います。
使用する電池は9Vアルカリ乾電池。あのゴツくて四角い電池です。

本体側面に黄色のボタンがあるので、壁に本体を押し当てた後、このボタンを押して使い始めます。

「下地センサー Home」側面のボタン

側面のボタンを押すと、本体が光ります。
ボタンを押しっぱなしにしたまま、本体をゆっくりスライドさせます。

「下地センサー Home」の使い方

壁の奥に柱がある場所に来るとブザーが鳴り、本体が赤く光ります。

「下地センサー Home」が間柱に反応した様子

画像では少し分かりにくいですが、本体上部から矢印の形のライトが照射されており、壁紙に矢印のマークが浮き上がるようになっています。
鉛筆などを使いここに薄く印を付けます。

柱の片側の端の位置が分かった状態なので、今度は先程とは反対側からセンサーをスライドさせ、柱のもう一方の端の位置を調べます。

これで二箇所に印がついた状態になるので、この印と印の間に柱がある、ということになります。

下地探し どこ太

「下地センサー Home」で柱のおおよその位置がわかったので、次に「下地探しどこ太」を使用して、確実に柱のある位置を特定します。

「下地探し どこ太」はこんな商品。
壁に垂直に押し当てて、ぐいっと押し込みます。

「下地探し どこ太」の使い方

壁に押しつけることで、針がこのように飛び出す仕組みになっています。
この針は消耗品のため、交換用も売っているみたいですね。

「下地探し どこ太」から針が出た様子

この商品では単純に針が奥までサクッと入るか、何かに当たって途中で止まるか、と言う点で判断します。石膏ボードだと簡単にサクサク刺さりますが、奥に木の柱がある箇所では、針が少し入ったところでぐっと止まるようなイメージです。

ちなみに石膏ボードの裏にある柱は木製ばかりとは限りません。
金属製の柱などが設置されている場合には、「下地探し どこ太」の先端に仕込まれている強力なマグネットが反応するようになっています。

下地の位置を確認しカーテンレールの取り付けに成功

上記の方法で壁の裏側に隠された木の柱の位置を特定し、無事にカーテンレールのビス打ちを終え、取り付けも完了することが出来ました。

壁にカーテンレールが取り付けられた様子

下地探しはとりあえず持っておくと何かと便利ですね。
特にセルフリノベーションやDIYがお好きな方にはおすすめのアイテムです。

上記2品のセットも売られていました。

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