室内窓の検討、そして採用。
リビングと子供の遊び部屋との間に室内窓を設けます。
この室内窓については、当初は採用する予定ではありませんでした。
というのも、他の会社の施工事例やインスタグラムで画像を調べてみても、窓枠のカラーにはアイアン風の黒が多く採用されていたため、私たちの中では「室内窓=よく見るカフェ風のインテリア」という具合に思えていたからです。
エイジング加工という新発見
はじめの方の打ち合わせでは、この部屋との仕切りはアール壁(R壁)にしてはどうかと話しが進んでいたのですが、最終的には室内窓を採用することになりました。
そして、窓枠のカラーについて悩んでいた私たちに建築士さんが下さった提案が、このエイジング加工でした。
無垢の木材に一度塗装を施し、そのあと紙ヤスリやスポンジのようなもので表面を削っていき、経年の雰囲気を演出します。
このエイジング加工には専門の職人さんが来てくださり、この窓枠の加工だけに携わって下さっていました。
黒もしくは暗めのグレーしかないものだと思っていた室内窓のカラーに、新たな表現を見た瞬間でした。
また、窓部分にはアクリル板がはめられます。
子供がまだ小さいため、建築士さんもはじめからガラスの採用は頭に無かったようでした。
そして、扉自体は吊り戸となるため、床部分にレールなど存在せず、リビングと一続きの空間が演出できます。
今回のリノベーションのなかでも目玉とも言える、このエイジング加工の室内窓。
仕上がりの姿が楽しみです。