建築事務所から送られてきた3案の間取り図のうち、前回までの記事では「プラン1」を解説していました。
今回からは「プラン2」の間取りを解説します。
現在の間取り
プラン2の間取り
エントランス部分の解説
1部屋なくした分、土間スペースを確保
大きな特徴としては、現在の間取りの玄関に入って左手にある「洋室(2)」が無くなっている点。
その分、玄関スペースを広く取り、土間にも余裕を持たせてあります。
土間スペースが広いために、出掛ける際、また帰宅時のベビーカーのやり取りが楽そうです。
現在の間取りでは、土間は半畳ほどのスペース。
そこにベビーカーを置いているから随分と場所を取られますし、靴箱から靴を取り出す際には扉が手前に開くため、一時的とはいえ狭いスペースがより一層狭くなります。
そのため、家族みんなで出かける時には、靴を履いた人から先に玄関の外に出ないとスペースがなくなってしまうような状況です。
土間を広くするのは、その点が解消されるというだけでも大きな利点だと感じます。
キャビネットで空間を仕切る
「プラン2」の間取りでは、土間と上がり框(まち)の境に「strage zone」の文字が見えます。
ストレージ(strage)とは、 倉庫・貯蔵室・納戸を意味する言葉。
ここにはキャビネットなどを設置し、たとえば食材や生活用品をストックする場所として活用すればどうか、という提案でした。
キャビネットを設置し収納力が増えるのは良いのですが、そういった家具を設置することで、せっかくの広い空間に仕切りができてしまうのが少し残念に思います。
あくまでここは提案なので、実際にキャビネットを設置するかどうかは自分たちが決めれば良いこと。
次回は、上記「プラン2」の間取りにある「トイレ」、「パウダールーム」について解説します。