フルリノベーションについて

オープンエアーの間仕切りと、ペニンシュラ型のキッチン

「プラン2」のリビング、キッチンについて

現在の間取り

現在の間取り

プラン2の間取り

「プラン2」の間取り

「プラン2」のリビング部分は、「プラン1」と比較すると大きな変更はありません。
「open air」となっている部分の壁は天井までの高さはなく、腰高程度におさえておき、空間がつながる形になっています。
ただし「room1」への出入りは廊下からのみ。
「現在の間取り」では「和室」部分へはリビング側からも出入りが可能でした。
この点が少し不自由になりそうですが、どうなのでしょうか。

キッチンについて解説

「プラン1」は「現在の間取り」とレイアウトがほぼ同じでしたが、当プランでは大きな違いが出ています。
シンクが90度左向きに回り、シンクと横並びに設置されていたコンロは独立して壁側へ。
その隣に「REF」と書かれたスペースがあり、これは冷蔵庫置き場を意味します。

「現在の間取り」では、シンクの前に気持ち程度のカウンタースペースがあります。
また、コンロ前には壁があり、リビングとの空間がここで仕切られ、すごく窮屈な感じがします。

この「プラン2」の間取りでは、いわゆるペニンシュラ型となり、シンク前が開放的で、なおかつしっかりとカウンタースペースが設けられています。
朝食など、簡単に手早くすませる場合には、このカウンターだけで十分なのでは?とのことでした。
そして、コンロが壁側に面したことで余計な空間の仕切りも解消され、広々と気持ちよくキッチン全体が使えそうです。
ちょうど浴室の右隣にある縦長の空白のスペース。
ここには食器の収納棚を設置し、その天板の上には炊飯器や電子レンジ、コーヒーメーカーなど、家電が設置される想定です。

つづいて、3つ目の提案として出された間取り「プラン3」をご紹介します。

アール壁(R壁)のトイレと、広くなったパウダールーム

「プラン2」のトイレ、パウダールームについて

現在の間取り

現在の間取り

プラン2の間取り

「プラン2」の間取り

まずはトイレから。
以前の記事でも触れた「アール壁」がここにも施されているのが特徴です。

改めておさらいをしておきますと、

壁にアール(カーブ)のメリット・デメリットについて

壁にアール(カーブ)を付けるのは、デメリットに対してメリットの方が圧倒的に多くなる空間デザインのテクニックです。

壁が直角の場合に比べ、内側の空間は若干スペースが犠牲になるものの、外側の空間へは

  • そばを通る際の行き来のしやすさが向上
  • 空間が広く見える
  • おしゃれな雰囲気になる ←ここ重要

といったメリットが得られます。

デメリットは上にも記したように、内側の空間が少し狭くなること。
とはいえ、トイレ内のこの部分がほんの少し狭くなったところで、何ら大きな影響はありません。
メリットの方が多いのです。

パウダールームについて解説

「プラン1」と比較すると、浴室が一回りほど小さくなり、パウダールームの面積が増えています。
パウダールーム内、「chest」と書かれたところには棚を造作し、天板を作業台にしてアイロンがけなどが出来る場所にする、という提案でした。

間取りの浴室に書かれた「UB1216」の文字。
以前の記事でもご紹介しましたが、これはユニットバスのサイズを表したものです。
ユニットバスにはサイズの規格があり、それぞれのメーカーで多少異なるものの、ある程度はパターンがあるようです。
今回のを例に説明すると、数字の「1216」の前半二ケタ「12」が浴室の短辺の長さを表し、この場合だと1200mmということになります。
そして後ろの二ケタ「16」が、浴室の長辺の長さを表し、1600mmということになります。
まだ図面上だけの話しなのでピンときませんが、実際に使用する時にはどんなサイズ感なんでしょうね。

つづいて、リビング、キッチンスペースの解説をします。

建築事務所から届いた2つ目の間取りの提案を解説します。

建築事務所から3パターンの間取り図が送られてきたうち、前回までの記事では「パターン1」を解説していました。

今回からは「パターン2」の間取りを解説します。

現在の間取り

現在の間取り

プラン2の間取り

プラン2の間取り

エントランス部分の解説

大きな特徴としては、現在の間取りの玄関に入って左手にある「洋室(2)」が無くなっている点。
その分、玄関スペースを広く取り、土間にも余裕を持たせてあります。
土間スペースが広いために、お出掛け時、また帰宅時のベビーカーのやり取りが楽そうです。
現在の間取りでは、土間は半畳ほどのスペース。
そこにベビーカーを置いているから随分と場所を取られますし、靴箱から靴を取り出す際には扉がこちらに開くため、一時的とはいえ一層場所が狭くなる。
家族みんなでお出掛けする時には、靴を履いた人から先に玄関の外に出ないとスペースがなくなってしまうような状況です。
土間を広くするのは、その点が解消されるというだけでも大きな利点だと感じます。

「プラン2」の間取りでは、土間と上がり框の境に「strage zone」の文字が見えます。
ストレージとは、 倉庫・貯蔵室・納戸を意味する言葉。
ここにはキャビネットなどを設置し、たとえば食材や生活用品をストックする場所として活用すればどうか、という提案でした。
キャビネットを設置し収納力が増えるのは良いのですが、そういった家具を設置することで、せっかくの広い空間に仕切りができてしまうのが少し残念に思います。
あくまでここは提案なので、実際にキャビネットを設置するかどうかは自分たちが決めれば良いこと。

次回は、「プラン2」の「トイレ」、「パウダールーム」について解説します。

アール壁(R壁)のメリット・デメリットについて

現在の間取り

現在の間取り
現在の間取り

プラン1の間取り

プラン1
プラン1の間取り

上の現在の間取りで「和室」と書かれている部屋。
マンションが販売された当時は和室だったのですが、今回のリノベーションを検討する随分前にリフォームを行い、洋室へと変更しています。
そして、今は子供のおもちゃ部屋となっており、子供たちはいつもこの部屋で遊んでいます。

リノベーション後も変わらずこの部屋は子供の遊び部屋となるのですが、子供たちが大きくなったあとは夫婦の寝室に変わる予定です。
そのため、「プラン1」の間取りの「room1」にはベッドが二つ並んだイメージが描かれています。

オープンエアーの壁で圧迫感を軽減

リビングとの壁のところに「open air」と書かれていますが、これは空間がつながっているということを意味しています。
この部分に壁自体はあるものの、その高さを腰高程度にとどめておくことで、上の空間はつながっている形となり圧迫感が軽減されます。
しかも、その程度の高さがあれば、将来寝室となった場合にもリビング側からはベッドの布団などがあまり見えないのでは、ということ。
「それでも多少はきっと布団見えてしまうだろうな…」と、この点は少し引っかかるポイントでした。

部屋の角のアール壁のメリット・デメリットについて

「room1」のリビング側の壁の角がカーブしています。
このカーブ、下記のようにリビング側にはメリット、room1側にはデメリットが存在します。

【リビング側のメリット】

  • 角が取れていることで通りやすい
  • 圧迫感の軽減
  • 見た目がオシャレ ←大事です。

【room1側のデメリット】

  • 内側に壁が食い込む形になるため、部屋の収納力に影響が出る

部屋の隅が直線でなくなるため、チェストなどの角ばった家具の設置には向かなくなりますが、デメリットといえばその点くらいで、得られるメリットの方が圧倒的に大きく、この加工を施すことのコストパフォーマンスは非常に高いと言えるようです。

造作家具を設置しレイアウトが大きく変わったパウダールーム(洗面所)

前回の記事では、「プラン1」の玄関スペースの説明をしました。
今回はパウダールームについて。

「プラン1」↓

プラン1

現在の間取り↓

現在の間取り

現在の間取りで「洗面室」と書かれている場所は、洗面台、洗濯機、そして気持ち程度の収納があり、人が動けるスペースは1畳もないような場所でした。
そしてお風呂はその奥にあります。

「プラン1」では、現在の間取りにある「洋室(1)」を無くした分、パウダールームとしてのスペースの確保や収納スペースの再構築が行われています。
パウダールームの突き当りにある「chest」は、造作してもらうタンスで、導線を考えると、ここにパジャマ類やバスタオルなどが収まる予定です。

お風呂の基本的な場所は、現在の間取りと変わっていません。
ただし、サイズと向きが変わっています。
ここで、お風呂に書かれた数字の意味について解説します。

ユニットバスの規格サイズについて

まず、マンションで採用されるお風呂は「ユニットバス」と呼ばれています。
「ユニットバス」と聞くと少し引っかかる方もいると思います。
私も勘違いしていたのですが、ユニットバスとは「トイレとお風呂が一緒になった浴室」という意味ではないんです。
床から壁、天井、そして浴槽などの各パーツが一体になっている浴室のことを「ユニットバス」と呼ぶんですね。
このユニットバスには規格があり、「1216サイズ」や「1618サイズ」など、様々なサイズが存在します。
前の2ケタが浴室の短辺、後ろの2ケタが長辺のサイズを表し、現在の間取りにある「バスルーム(1418)」は短辺が1,400mm、長辺が1,800mmである、という意味になります。
「プラン1」では「1416」というサイズに変わっています。
短辺は現在の浴室と同じサイズですが、長辺の方が少し短くなっています。

バスルームはリラックスするためのスペースでありたいと思っていたので、浴槽が小さくなるのは嫌だったのですが、洗い場は必要最低限で良いと考えました。

以上がパウダールーム、浴室についての解説です。
続いて、「プラン1」の間取り内の「room1」についてお話しします。

建築事務所から間取りの提案が届きました!

初めての打ち合わせを終えた約2か月後、メールで間取りのデータが送られてきました。

送られてきた間取りは大きく分けて3タイプ。
初回の打ち合わせ時に、「今は子供が小さいので寝室は一つで良いが、子供の成長に合わせてのちのち寝室をもう一つ作りたい」ということを伝えてありました。
そのため、3つのプランに対して、それぞれその将来版(寝室を一つ増やすパターン)が作られており、計6タイプの間取りの提案が送られてきました。

事務所を訪れ、建築士さんに内容の説明をしてもらいました。

まずは「プラン1」から。

分かりやすいように現在の間取りと比べます。

「プラン1」↓

現在の間取り↓

特徴的なのは、玄関を入ってすぐ右手にある部屋が無くなっており、玄関スペースが広く取ってある点。
土間スペースが拡張されており、上がってすぐにクローゼットが設けられています。

土間が広いと、外出時、帰宅時にベビーカーの取り回しに便利です。
また、アウトドア好きなので、テントやイスなど、キャンプ道具を準備する際にも助かります。

土間を上がってすぐのところに設けられたクローゼットは、冬場のアウターなど、外出前に着る服を収納するのに役立つとのことでした。
帰宅時にもアウターを脱いでサッとしまえる。家族分すべてを掛けても十分なスペースがあるようでした。

なるほど、導線が考えられているのだな、と納得。

続いて、「パウダールーム」について解説します。

リノベーションプランを無料で依頼

建築士さんと初めての打ち合わせ

初めての建築事務所訪問。

外観や内装に、その事務所が施工するデザインの特徴がよく表れています。

持ち物として、現在の自宅の間取り図を持ってきてくださいとのことだったので、忘れずに持って来ました。

席に着いて、まずは簡単なアンケートに答えたのちに建築士さんとご対面。

こちらの抱えている悩み、そしてリノベーションを通してやりたいことを伝えました。もちろんこの時には何も具体的には決まっていないし、イメージすることも難しいので、伝えたことと言えば、ざっくりと次の点くらいです。

  • 現在のリビングは日当たりが良く、開放的で気持ちが良い空間なので、これを活かした間取りにしたい
  • キャンプ道具などが片付けやすいよう、玄関の土間を広めに取りたい
  • 家族みんなの服が一箇所にまとめられるよう、ウォークインクローゼットが欲しい
  • 子供が小さいうちは家族みんなで寝るため、寝室は当面ひと部屋で良い
  • 後々に子供部屋が2部屋、夫婦の寝室が1部屋必要

このとき建築士さんに次のようなことを言われました。

「マンションのリノベーションは、限られた面積をいかに無駄なく有効に使うかがポイントです。物置になっているような部屋はありませんか?また、使い勝手の悪い収納スペースはありませんか?」

単純計算で、マンションの購入金額を部屋の面積で割ると、それぞれの部屋ごとのおよその金額が算出されます。
もし、物置になっているような部屋があるのなら、それは「倉庫」を数百万円かけて購入したのと同じ。
とことん活用しないともったいないのです。

また、日本のマンションは使い勝手の悪い収納スペースが多いとも言われました。
大手メーカーのマンションでも、「とりあえず設けられた収納スペース」が多くあり、一見すると便利なように感じますが、実際に使ってみるとサイズ感や生活の導線に合わないというケースが多いようです。

そんなこんなで、ひとまずは打ち合わせ終了。

この時点では当然、契約云々の話しにはなりません。上記の要望を踏まえ、建築士さんが間取りを考えてくれます。数週間後に出来上がるとのことでした。

どんなレイアウトになるのか楽しみです。

リノベーション会社(建築事務所)との出会い

いつかは理想の間取り、理想のデザインの家に住みたい。具体的なイメージはないものの、ぼんやりとそんな夢を持ちながら過ごす日々。

子供の成長や進学などの問題もあり、仮に間取りを変えてしまうようなリノベーションを行うならいつのタイミングがベストなのか。そんなことを考えながらも、結局は答えを見出だせないまま時間が過ぎていました。

そんなある日、ふと手にした情報誌に掲載されていた、リノベーション会社の施工事例に目が止まります。

「何て素敵なデザイン!」

こうなると我々夫婦の動きは早いんですね。
早速、掲載されていた建築事務所に連絡を取り、右も左も分からないまま初めての打ち合わせに臨みます。