先日の投稿で、「海外風」の決め手となるのはモールディングの使い方にある、ということを解説しました。
海外風のリノベーションを行いたいと思っている方の中には、設置する家具も海外風の雰囲気のあるものにしたいと思われる方も多いと思います。
こちらの投稿では「海外風のタンス」を造作してもらったという体験談を紹介しています。
そして、今回は「海外風のクローゼット」について解説します。
海外風のクローゼットのデザインも、やっぱりモールディング材が効果的
自宅マンションのフルリノベーションにあたり、当初はウォークインクローゼットを作りたいという思いがありました。
が、建築士さんと打ち合わせを進めるにつれ、ウォークインクローゼットの採用は見送り、廊下に面した引き戸のクローゼットを作るということに落ち着きました。(ここのやり取りについては、また別の機会に紹介します。)
フラットでシンプルな引き戸に、細いモールディング材で四角の囲いを付けています。
上の写真で、真ん中の扉二枚がクローゼット。
奥の扉がパウダールームで、一番手前が寝室。
全てシンプルなモールディング材の装飾だけの、同じデザインの扉になっています。
反対の方向からクローゼットの扉を見た様子。
扉に取り付けたモールディング材の囲みによって、扉が窪んだように見えます。
実際にはフラットな扉なのですが、この囲みが入るだけでシンプルでも印象的なデザインになります。
ルーバー扉もオススメ
モールディング以外にリノベーションで海外風のテイストを出すのにおすすめなのが、「ルーバー扉」の採用。
玄関ホールに設けた収納棚には、ルーバー扉を採用しました。(写真内の一番奥の扉)
天井高に合わせてオーダーしてもらった特注品で、アメリカからの輸入建材とのことでした。
取っ手は施主支給とし、真鍮製のアンティークゴールドのものを見つけて購入しました。
「海外風」の意味するところは人それぞれかと思いますが、伝統的で流行に左右されない、そんな海外風のデザインを求めている方には、このようにシンプルなモールディング材による装飾やルーバー扉の採用がオススメです。